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キャプテン中山のログブック(ほぼ毎日航海日誌)2014/01/19

今日の高松は、晴れてますが風が強くてもの凄く寒くて、雪が降るんじゃ無いかって思うほどです。
こんな日に海に船を出す人なんかいないって思ってたら、朝から何隻か釣り船が出て行きました。

お昼からは風は弱くなりそうですけど、何で今日出航するのか釣りをやらない僕にはわかりません。
「波も高いし風も強いから危ないですよ!」って心配して声をかけても、ニコニコしながらイソイソと
出かけていきました。
大物は釣れなくても良いから、無事に帰港してくれることを祈ります。

昨年の春に、女木島の西で船を留めて釣りをしていた船に、真後ろから別の釣り船が全速で
追突する事故がありました。

風も波も無い穏やかな釣り日和で、春でしたが靄も出てなくて見晴らしも良く
広い海で何でぶつかったのかと不思議でしたが、原因は後ろから追突した釣り船が
魚群探知機を観ながら操縦していて前方に留まっている船に全く気付かずにぶつかったそうです。

実は海上での衝突事故はこの手の不注意が原因の事故が多いんです。
釣り船の場合は特にGPSや魚探を観ていて不注意での衝突事故や座礁事故が多くて
船や岩を普通に観ていて避けられなくてぶつかるなんて事はほとんどありません。

先日の瀬戸内海での大きな船と釣り船の事故も、原因はそんなところにあるような気がします。
大きな船を追い越して交わした後、釣り場が気になり魚探やGPSに気持が行っていたんじゃ無いかと思います。

大きな船には死角が多くて、数メートルの小船を見失ったんでしょうが、そんなに近寄るまで汽笛を鳴らさないのも
問題ですし、死角が多いのなら狭い海域を航行するときは乗組員も多いんだから見張りをちゃんと立てるべきだと思いますが
事故が起こってしまってから、どちらが悪いとか回避義務があったとか言ってみても死んだ人は生き返らないので
どうすることも出来ません。

ただ、大きな船と小さな船が事故を起こしたときに、多くの場合小型船が犠牲になります。
だから、自分の事は自分で守るためにも、権利があろうが無かろうが、大型船が来たら逃げます。
前を横切れそうでも後ろに回ります、近づいて来たら出来るだけ離れます、最悪止まってでも離れます。
絶対勝てません、船を壊されて被害に遭うのは小さな船なんです。
「君子危うきに近寄らず」っていつも思っています。

新年早々、冬の海で立て続けに事故のニュースを観ると、今年も絶対事故だけは起こさないぞって思います。
「人の振り見て我が振り直せ」です、自分の事だと思い油断せず過信せず、やっていきたいと思います。

では、また明日。

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良い天気なんですけど、風が強くて寒い日曜日です。

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四国から遙か南の与那国島です、BS放送の「新日本風土記」を観ていたら

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昭和11年にこの島にも海の神様「金比羅さん」が出来たんだそうです。

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漁師さん達は朝夕船の無事を海上から岬の祠にお祈りするそうです。
宮司さんは居ないんですけど、年に一度のお祭りもあるそうです。
代々中学校の校長先生が宮司さんになるそうです。
海での無事を祈る気持が大事なんだと思います。


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